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株式会社ねこまど

お知らせ

視覚障がい者向け「どうぶつしょうぎ」製作

城南職業能力開発センター大田校 金型加工科にて、応用実習の
課題として視覚障がい者向けの「どうぶつしょうぎ」が

製作されましたので、ご紹介いたします。



製作に携わった小山浩史さんにお話を伺いました。
 
◆製作の経緯について教えてください。
応用実習として取り組む金型設計製作の課題にて、
友人がボランティア参加していた盲人将棋大会の記事を読み、
どうぶつしょうぎ用を作れないかと思いつきました。
偶然にも原作者の北尾まどか先生にお会いする機会があり、
アドバイスをいただくことができたので、他のグループメンバーの
理解を得て製作することになりました。

◆実際の製作された駒についてお聞かせください。
どうぶつしょうぎの駒のデザインは、彫りで表現することや使用する
刃物の都合からデザインの一部を変更せざるを得なくなりましたが、
北尾先生からのアドバイスを得てこの形状にたどり着きました。
先手後手どちらの駒なのか目視および指で触れての判別、
駒の動く方向指示共に直感的になったと思います。


◆製作の感想をお聞かせください。
金型の加工は将棋と同じく、間違ってしまうと「一手バッタリ」
なことだらけです。初めて行う加工ばかり、かつ、寸法については
百分の数ミリの精度が問われます。「もう代わりの材料ないよ〜」と
先生に言われることも何度目かという緊張の日々でした。
プロの目から見たら「お恥ずかしい」という仕上がりですが、
この金型製作で得た経験は、これから職人の道を歩む我々のとても
素晴らしい糧になると思います。

小山さん、ありがとうございました。
ねこまどにもたくさん駒を譲っていただきました。
いただいた駒は将棋普及に活用させていただきます!

城南職業能力開発センター大田校 金型加工科パンフレット
http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/vsdc/ohta/kanatoku.pdf
更新:2015-03-16